老眼は、老人期が始まるよって雪が降る前に雪虫が飛ぶようなものだ

老眼が始まる。

目がかすむ。
その仕草は、いままで老人に見ていたそれを自分が行うことである。


老眼は、「身」を以て
我に「老人」期の訪れを伝えているのである。


逃れようがない老い


上善水の如し


老人になったからといって嘆くことはない
水のように器で形を変えるだけの話。