動物たちが不可思議な夜

さっき、雨の中スーパーまで
車で買い物に出かけた。

小路に入ると
暗色の服を着た老人が見づらく
そばに来るまで気付かなかったり。

老人だけでなく自転車の若者にも気付かなかったのは
私の視力が衰えている証拠かもしれない。

買い物を終え
車がほとんど走っていない街灯に照らされた表通りの道路を歩いて渡る白黒のブチのネコ。

交差点で立ち往生する野良犬。

この野良犬は轢かれるのを見たくないので
車を駐めて抱えて歩道まで。
体長70センチくらいあるのに軽かった。
老犬の野良犬なのだろう。
いや、野良犬になった飼い犬かもしれない。

そうこうして家に着くと
ウチのネコがビショビショで玄関の前で鳴いている。
いくら雨が降っているとはいえ
こんなにビショビショになっているネコなんて見たことない。
タオルで拭いてやってストーブの前に連れて行ってやった。

何かが動物たちを狂わしているのだろうか?

行ったスーパーでは
20代後半と思しき子連れの主婦が
パジャマ姿で買い物にきていた(パジャマじゃなくてパジャマもどきのファッションなのかもしれないが、私にはパジャマにしか見えない)


ナトリウムイエローの街灯は
信号の黄色と見間違える感じだし
目を凝らさないと信号か街灯かも判らない感覚に。

何なんだいったい。